竹富島憲章を生かす会とは

1 竹富島憲章を生かす会とは

 

 「竹富島憲章を生かす会」とは、竹富島を巡るリゾート開発に関する企業側の姿勢と住民の態度に大きな危機感を感じ、今立ち上がらねば竹富島を救う事が出来ないとの強い思いと、24年前に外部資本から島を守らなければならないという住民の強い意思で制定された竹富島憲章が死んでしまうのではないかとの思いを持った竹富島島民有志により、平成20年6月に設立された任意団体です。

 私たちは、今こそ、竹富島憲章の原点に戻り、竹富島憲章を生かすという強い信念の下、「竹富島憲章を生かす会」を設立し、民俗文化と島の人情味あふれる本来の竹富島を生かすために、頑なに頑張らなければならないという使命感を感じています。

 どうか、私たち有志の思いが、島民を初め、郷友会、そして竹富島をこよなく愛する世界の竹富島ファンの皆様へ通じることを、強く願っております。

 

団体名称 竹富島憲章を生かす会
団体の種類 任意団体
設立年月日 平成20年6月末日(平成22年2月14日から本格活動)
事務所所在地 〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町字竹富361番地
ホームページ http://www.taketomijima.org/
お問い合わせ先 info@taketomijima.org
発起人 上間毅、野原義克、石垣研哉
役員 代 表 上間 毅
副代表 野原 義克
事務局 石垣 研哉
会員数 正会員(竹富島民限定) 19名
(2010.3.18現在) 匿名会員(竹富島民限定) 5名
賛助会員(趣旨にご賛同いただける方はどなたでも) 60名
規約 竹富島憲章を生かす会規約

 

代表プロフィール
上間 毅(うえま つよき) : 沖縄県議会議員(2期)、竹富町議会議員(5期)、竹富公民館長(1期)等を歴任。長年、竹富島民として、また、議員として、竹富島の町並みの保存と調和のとれた発展に尽力してきた。昭和47年の竹富島を生かす会による「竹富島の声」の発表、昭和61年の竹富島憲章の制定や竹富島歴史的景観形成地区保存条例の制定あたっても重要な役割を果たす。その祖父は、竹富島の民主的自治組織の始まりである竹富同志会を創立し、その後、初代の民選竹富村長となった、上間広起氏。

 

2 設立趣意書(平成22年2月14日発表)

 

「竹富島憲章を生かす会」設立趣意書(PDF)

 

 私たちは、竹富島をこよなく愛し、島の自然と文化そして人情味あふれる島が我が竹富島であることを誇りに思っております。そして、我がふる里竹富島が、多くの人々からこよなく愛され、島を訪れる人々の癒しの島として、また、心のふる里として、末永く光り輝くことを願い、子供や孫たちにも、竹富島の子孫であることに大きな誇りを持ってもらいたく、「竹富島憲章を生かす会」を設立いたしました。

 

 竹富島憲章は、昭和61年3月31日(1986年)に制定されました。その目的は、竹富島の土地を外部資本から守り、住民主導の竹富島を造ることが第一の目的でありました。
 制定の端緒は、昭和47年の本土復帰を前にして本土からの観光業者、不動産業者が島へ来て土地の買い占めを始めたことにあります。このとき、外部資本により、島の約4分の1にも当たる土地が買い占められたのです。島の人たちは、自ら土地を売っておきながらも、これだけの土地が外部資本の人たちへ買い占められたのに驚き、大きな危機感を持ったのであります。そして、島の将来に対し、これでは大変なことになる、島が死ぬ、自分の生まれ島が生まれ島ではなくなり、外部者によって島が変わってしまう、そして祖先から受け継いだ伝統文化も島の祭事行事も全て自分たちでは出来なくなるのではないかとの不安と、強力な外部資本に全てが巻き込まれていくのではないかとの危機感をもった島の有志たちは、「竹富島を守る会」を結成し、さらに、竹富島を第2のふる里として島を誰よりも愛しておられた随筆家岡部伊都子先生の提言を受け、「竹富島を生かす会」へ名称を変更し、昭和46年、その思いを「竹富島の声」に表し、外部資本による土地の買占めを拒絶する強い意志を表明しました。その後も、幾度となく外部資本による土地の買占めの危機がありましたが、島の人は一致協力してこれを拒み、この島の精神を、島民の総意に基づいて昭和61年3月31日に制定された「竹富島憲章」に結実させたのです。

 

 ところが、近年、島への観光客が増え続け、島の生活も潤い始めたため、当時の危機的状況は昔の悪夢のごとくに解釈してしまう人々が出てまいりました。いわゆる「喉元過ぎれば熱さ忘れる」の格言のごとき状態になってしまったのが現状であります。このような現状の中で、私たちは、突然、リゾート開発企業から、リゾート開発の説明会を一方的に受け、島の土地を買い戻すためだと、また島の経済が潤うリゾート開発によって島の人口が増え活性化に繋がるなどの説明を受けました。企業側の一方的な説明に対し、漠然と島が良くなるのであれば、また島の土地が買い戻せるのなら、そんな良いことはないと単純に考える島民に対し、私たちは大きな危機感を感じたのであります。

 

 そして、今立ち上がらねば竹富島を救うことが出来ないとの強い思いと、24年前に外部資本から島を守らなければならないという住民の強い意志で制定された竹富島憲章が死んでしまうのではないかとの思いを持った有志は、今こそ、竹富島憲章の原点に戻り、竹富島憲章を生かすという強い信念の下、民俗文化と島の人情味あふれる本来の竹富島を生かすために、頑なに頑張らなければならないという使命感を感じているのであります。

 

 どうか、私たち有志の思いが、島民を初め、郷友会、そして竹富島をこよなく愛する世界の竹富島ファンの皆様へ通じることを願って、ここに「竹富島憲章を生かす会」を設立いたします。

 

平成20年6月末日設立

 
竹富島憲章を生かす会
発起人 上間 毅 
野原 義克
石垣 研哉

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