島民へのメッセージ
今回の竹富島リゾート開発計画は、島の20年後、30年後の将来に重大な影響を与えます。
このような島の大問題について、住民が正しい判断ができるよう、是非とも、皆様のご意見をお寄せ下さい。多くの皆さんのご意見が、竹富島の島民による正しい判断を導くものと信じています。
また、ここでのご意見は、竹富島の皆が意見を形成し、住民投票でその真意に基づいて投票するにあたり、大変貴重なものとなりますので、公正を期すべく、コメントをするためのメールアドレスの登録(登録画面へ)をお願いしております。
ご面倒をお掛けいたしますが、是非、趣旨をご理解頂き、積極的にご意見をお寄せいただきますようお願いいたします。
なお、書き込みできるフォームは、本画面の一番下にあります。
HPを見ていただいている方からのご提言を受け、議論のための掲示板と、竹富島へ声を届けるための掲示板を分離しました。このページには、原則として、当会からの書き込みは行いません。
島民の皆さんにお聞きします。
この度の星野リゾートの支援と24年前の国場組の支援はなにが異なるのでしょう。
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星野リゾートはリゾート再生事業で大成功を収め、メディアでも絶賛、政府の委員にも選ばれているから国場組とはわけが違うとお考えの方がいるかもしれません。
ならば24年前を思い出して下さい。
数々の観光施設の開発で大成功していてるし、沖縄の大企業だから国場組に任していれば間違いないと思っていませんでしたか?
私は、このたびの開発の経緯を調べれば調べる程、過去の行いをまた繰り返すのかと思えてなりません。身の丈に合わない開発しようとしたがために、借金は減るどころかさらに膨れ上がっているではないですか。
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確かに星野リゾートは、リゾート運営においてすばらしい成果をあげています。
しかし、非上場企業であるが故、実際の懐事情がわかりません。一体どれだけの利益を上げているのか、どれだけ借金があるのか、決算書が公開されていないので財務状況が健全かどうか客観的に判断できないのです。
これだけ大きな事業を行っているからには、かなり資金調達をしているでしょう。
竹富の事業はまた別の話なのかもしれませんが、旅館再生事業に関しては外資投資銀行の支援を受けている様です。外資が悪とはいいませんが、星野リゾートは損をするか得をするか、かなりシビアな世界の中で経営されている事は間違いないでしょう。
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星野リゾートと手を取り合って生きていくのであれば、まず先方が具体的にどういう事業を行っているのかよく調べ、よく理解して下さい。
例えば、昨年オープンした星野リゾートの新しいのホテルはどこにあるかご存知ですか?
それは建設費にいくらをかかっているかご存知ですか?
星野リゾートは竹富だけを相手に事業を行っているわけではありません。
竹富の事業がうまくいったとしても、他の事業が失敗する事により、竹富がいとも簡単に窮地にたたされる事があるのです。
現に国場組の根抵当権譲渡も、そう言った流れによるものでした。
どんなに大企業であっても、すべての事業が必ず成功する保証はどこにもありません。
もしうまく行かなかったら、12億円という借金の上に15億円以上の建設費(※)を合わせた額を払わないと土地は取り戻せないことを、覚悟しなくてはならないのです。
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島民の皆さんにお願いです。
わからないことをわからないままに、安易に判断しないで下さい。
24年前に子供や若者だった人たちが、今、大きな負の遺産に苦しんでいます。
今の子供たちが大人になったとき、どうなるかは今の大人にかかっているのです。
いろいろなしがらみがある事を重々承知していますが、皆さんが賢明なご判断をされることを心から願っています。
(※)当サイト「3月13日島内勉強会」資料(2)財団法人化の実現可能性について①より
再び信州のkonohaです。
買収された土地が転売され、悪徳業者の手に渡れば竹富島はとてもひどい状況となる。
それならばということで星野リゾートが乗り出してきたということですよね。
星野リゾートの真意は図りかねますが、軽井沢でおこなっているような事業ポリシーが
あるのであれば、新しいコテージを建てるなどの開発は行わないのがスジだと思うのです。
買収された土地の状況が良くわからないのですが、そこをサンクチュアリとして保全し、
竹富島本来の自然を復元。その後エコツアーとして利用する方法があっても良いと思います。
勿論、宿泊施設はもともとからある民宿を用いる。そうすれば島の自然や文化を保全し
しかも竹富島のみなさんも喜ばしいこととなるのでは??
事業費を回収するために島を荒らすのではなく、企業イメージへの投資と思えばよいのでは
ないのでしょうか。
この問題が大きくなれば、企業イメージへのダメージは大きいと思います。
竹富島は大好きで、今年も2月に泊まってきました。
島民ではないので、外からの非現実なメッセージかもしれません。
私が願うのは、島民の方に
きちんとリゾートがどんなコンセプトで
島がどのように変わるのかを理解して頂いた上で
きちんと『本音』を言える環境を準備して
『本音』聞き出して検討して頂くことです。
『素足であるく竹富島』で案内してくれたおばぁはリゾート施設が必要と思って
いるのでしょうか?それよりも傷んでいるでいごの木の方が心配なのでは?
早朝、庭先でイロイロ話をしてくれたおじいはリゾート施設の話はしてくれませんでした。
NPOたきどぅんの方は皆リゾート施設に賛成なんでしょうか?
自分としては、竹富は心の故郷と勝手に思っています。
リゾート施設は必要ではありません。
日帰り観光客が途絶えてからの
島民の方々との挨拶『こんにちは』『おはようございます』
を大切にしたいですし
また行きたい・帰りたいと思う島であり続けて欲しいと思います。
「たま月」のマスターの高坂さんにこのサイトを教えて貰いました。
ぼくは竹富島を訪れた事はありませんが色々と不思議なご縁を感じてどうしても他人事だと思えません。今回の騒動を知って大きく心が動きました。部外者のぼくに出来ることはささやかですがそれでも何かしたくて投稿しました。
リゾート開発によって需要が生まれて一時的には利益を手にされる島民の方もいらっしゃるかも知れませんがそれは一時の事にしか過ぎません。リゾート会社はあなた方の土地を汚し、投下した資本を回収するか、或いは利益が出ないと踏めば去って行きます。僕は星野さんという方個人を批判したいのではなくて、利潤の追求を目的とした会社組織とはそもそもそういうものだと思うのです。そして彼らが食い散らかして引き裂いて行ったものの代償は皆さんが受け取る利益よりも大きい。
ぼくは資本主義の言う「豊かさ」とは我々の生活にある豊かさを金銭に変換したものに過ぎないと思うのです。そして資本主義は金銭というモノサシでしか豊かさを測ることができません。ですから資本主義のモノサシで測れば竹富島は東京より貧しいのでしょう。でもそれは間違いです。
ぼくは東京で暮らしていますがここはとても貧しい土地です。高くて体に悪い飲食店。心の籠っていない接客。毎週一回はどこかの路線が飛び込み自殺で止まります。でも誰もそれを異常だとは思いません。そんなことを考えていると頭がおかしくなるからです。今は空前の不況(だと会社とマスコミは事あるごとに言います)だそうですが、それだって戦後の焼け野原に較べたら段違いに「豊か」になったはずなのに自殺したり心を病む人々が後を絶ちません。資本主義がぼくたちの生活に有ったはずの豊かさをどんどん金銭に変換しているからです。ビルが高くなってどでかくなってその分、周囲から幸せや美しさが消えて行きます。ここで暮らしていると、空気さえも薄くなっているような気さえします。
もちろんお金が全く無かったら生きて行けませんが、本当の生活の豊かさとは金銭とそれ以外のものと総体的に測るべきものだと思います。
竹富島は外部からやってきたリゾート会社のものではありません。それはそこに住む人々とその土地を守る神々と、それから未来の子供たちのものであるはずです。厳しい闘いだと思いますがひとりでも多くの島民のかたが勇気をもって立ち上がることを切に願ってやみません。皆さん自身の誇りと未来の為に。
はじめまして。「たまにはTSUKIでも眺めましょ」オーナーの高坂さんのメーリングリスト、「懐かしい未来」というメーリングリスト両方からこの事態を知る事ができました。
残念ながら竹富島には行ったことはありません。
ですが自然を殺し、木を伐採し、先住民の方々の心を傷つける事は誰もしてはならないと思います。
10年後20年後の子供たちに何を残せるか?近代的なリゾート施設ではない事は確かです。
こういった自然破壊は海外の聖地でも起こっているそうです。そして、古来からの大地とともに、
自然と共存していく生活が地球からなくなっています。
私は反対です。何もできませんが、反対です。
どうぞ島の皆様も心を強く、このような事態に向かって行っていただけたら!
遠い地より応援しております。
今回私は「懐かしい未来」というメーリングリストでこのことを初めて知りました。
メールでは
「竹富島憲章」が島にありました。
「島の土地や家などを島外者に売ったり、無秩序に貸したりしない」
この島は、この憲章で守られていると感動したのも、つかのま、島の一部の土地を島外者の「星野リゾート」が開発することを知りました。
島民は、島の権力者にはNOと言えないののが現状です。
でも、嬉しいことに島の人が3人で、反対運動をしています。
そして、竹富島の方が島外(観光客)の意見を聞きたいと言われています。
内にいては見えないことを島外から、失ってしまっては、とりもどすことができないものをぜひ、発信してほしいなと思います。
とありました。
私は驚き、いてもたってもいられなくなり、メッセージを書いています。
今あるかけがえのない自然や人とのつながり(それは、日本に残された数少ない場所だと思います)に気づき、住民の方にとって本当に幸せになるような道を歩んでいってもらいたいと思います。それは、外資による大規模開発ではないはずです。
大規模開発ではなく、
信州在住のkonohaです。
石垣島、西表島へ訪れたとき、その自然と育まれてきた文化に目を見張りました。
残念ながら西表島の美しい浜辺にはその後、外資本のリゾートホテルが建ちました。
自然と共存を謳っていますが、大量のゴミと生活排水の処理に疑問が残ります。
今回の星野リゾート建設の件でも同様な事態が引き起こされる恐れがあります。
国内の経営難のホテルを買収して、星野リゾート傘下のホテルとしてリニューアルして集客する。
でもね、集客が間々ならないと、いとも簡単に切り捨てます。
残るは廃墟となったホテルです。
今まで住民の皆さんで守ってきた景観や文化が破壊されてしまうのですよ。
そのことに対して星野リゾートはなんの責任も負ってくれません。
どうか、どうか竹富島憲章を守って、美しい島と生活を守ってください。
信州という地からみなさんの英断を見守っています。
月13日、島内勉強会、そのあとの懇親会に参加させていただきました。
観光客を勉強会に受け入れてくださり、貴重な意見交換に立ち会うことができたことは、
ここでの書き込みで、少しでも、読者の皆さんに、その現状をお知らせせねば、という気持ちに掻き立てられます。
(資料については、更新情報の勉強会資料をごらんください。)
まず、勉強会で感じたこと。それは、あまりにも島民ひとりひとりに、現状の事実が詳しく知られていないのでは、ということ。
それは、インターネットでHPをすべての人が見ているわけでなく、また、人間関係のしがらみから、それを知ろうとする
機会があまりにも少ないことがあげられます。
ですから、このHPをご覧になっている、竹富島を愛する方々よりも、ずっと情報が少ないのでは、と
思わざるを得ません。
現に、この勉強会は、そのような島の方々に、島の今を知っていただき意見を交わす場であったもの、と
思われますが、参加された島民の方々は30数名ほどでした。
この勉強会が行われるということで、前日に、この勉強会のお知らせを各住戸(ほぼ全部のお宅)に配布を
お手伝いしましたが、それでも・・、です。
やはり、まちなみ館(会場)に集まること、それがリゾート反対に賛同しているもの、として、
見られることを「恐れている?」のでしょうか。
・・・・・
また、もっと残念だったことは、おじぃ、おばぁ がほとんどおられなかったこと。
これには、3月5日に行われた、竹富老人会を対象にした、リゾート推進派の説明会が、
送迎用のバスまで用意し、老人(高齢な方々)ばかりを集めて、行われたことも
原因にあるのかと思います。やはり、「並べられたきれい事」の前には、
湧き上がる怒りは、起きなかったのでしょうか・・・孫たちの体育館建設のためには、たいへんな大金を
寄付してしまう、そんなエネルギッシュな、おじぃ、おばぁ、なのに・・ 島の将来=孫の将来なのに・・。
・・・・・
勉強会は、リゾート推進の考えを持った方も数名参加されていました。その点では、公正に事実を
判断された内容を、弁護士の先生を交えて、説明がされたと思われます。
開発許可を下ろすに至るまでの条件を、事実を曲げて報告され、許可がおりてしまったこと。
今回伐採された地域には、約1000年も前のものと思われる石斧が発掘されており、その点からも
樹木の伐採には遺構を守るべく、竹富町教育委員会から伐採条件が付されましたが、この点も
実行されてないこと、
等など。
このような横行を、誰が許し続けるでしょうか・・・
・・・・・
勉強会のあとの懇親会、雰囲気はまったく違ったものでした。
勉強会でも意見を述べられた方々、熱く思いを語っていただいて、
この島の人も捨てたものじゃない!
正しい思いが一つに向かって行くつながりが、こんなにも心強いものか!
後でわかったことですが、この日はじめて、この会に参加された方が
新しくこの「竹富島憲章を生かす会」の会員になられて、会の運営に大きな力となっていることを
知って、この会を立ち上げて今日まで成しえた会員の皆さんの力に、本当に頭が下がる思いがしました。
・・・・・
翌日、今八重山地方で問題になっている、デイゴを守る会が、大学の先生をまじえて行われたので、
それにもちょっと参加させていただきました。
デイゴの木の幹は、やわらかく、タイワンヒメコバチ(という名だったかな)が、木の幹に入り込み
木を腐らせてしまうそうで、これには、1本2,500円の薬を何本も打たなくてはならず、島民や全国からの
寄付が必要だ、ということでした。
参加されたのは、昨日の2倍以上・・・
これが、リゾート賛否に関係ない会だから、参加しやすいのですか?
デイゴの木や花も、竹富島の原風景、自然、も同じではないでしょうか。
・・・・・
竹富島憲章に守られた、日本の最後の島、竹富島・・・
この島を守るのは結局は島民でおられる皆さんです!
どうか、子孫の代まで語り継がれる、竹富島憲章を守る行動を今こそ起こしてください!
星野さん、、、某ドキュメントを見て、感動したし、素直にすごいなと思ったことがあります。
だから、今回のことは正直ショックでした。
未来に残すべきは、快適さとかリゾートとかそういうものではないと思います。
本当の豊かさって、そうじゃないはずです。
先人たちの叡智を受け継ぎ、未来の子どもたちのために役割を果たす。
高齢化、少子化、様々な困難ばかりが目につきますが
その中で、本来の人間の営みに目を向けて動き始めている人たちがいることも事実です。
本当の意味で未来につながっていく希望を選んでほしい。。。
勇気をもって。
星野リゾートが素晴らしいことも知っているけど、沖縄の離島には全く必要ではないと思う。
そんな、サービスが平均化されている巨大リゾートは、もっと安く行けるグアムにもあります。
また、その施設を受け入れるということは、万が一施設が倒産したら竹富島は巨大廃墟の島になってしまう可能性があります。そうなったとき、全ての負担は島民に課せられるでしょう。
もし、リゾートがうまくいっても、島に上陸する人が増えるということは、島が荒らされ、海が荒らされ、別の意味で廃墟化すると思います。
そんな、廃墟と化した島に人は魅力を感じるでしょうか・・・
沖縄を愛する旅人の多くは、島の人と触れ合うことで間接的にその文化を知ることがうれしいのです。島のおじいやおばあの話を聞くことがうれしいのです。そして、大切にされているけれど、飼いならされていない自然が好きなのです。
その、島の伝統や文化、自然は島の人が守ってこそです。それが美しいから、竹富島は魅力的な、他に類を見ない島なのだと思います。
残念ですが、外資本なんて島の将来を全く考えていないと思います。
竹富島憲章って、島とそこに暮らす人々を本質的に守る素晴らしい決まりごとだと思います。どうか、これからも遵守されることを祈っています。