3月21日代表声明

3月21日の公開討論会において、当会上間毅代表は、以下の声明を発表しました(当日お話しした内容を若干補充しております。)。
公開討論会に至るまでに開発者側の対応を詳細に説明しております。
星野リゾート等開発者各社がいったい竹富島でなにをやっているのか。どうか、事実を知ってください。そして、皆様の感じたところを多くの周りの方々に伝えてください。きっとそれが竹富島を救ってくれると信じています。
私たちの思いが、全国の、また、全世界の多くの良識ある皆様に通じることを祈っております。

 


 

 まず、公開討論会への開発者、郷友会代表の欠席の経緯を説明します。
 この公開討論会は、リゾート開発会社とそれに批判的な立場の当会が、リゾート開発問題について対等な立場において討論することで、なにが事実か、なにが島のためになるのかについて、住民に正しい意見を形成してもらい、その真意を住民投票において表示するためのものでした。当会は、これを完全にフェアに行おうと考えていました。
 そこで、当会は、開発者側には、2月14日に、公開討論会の参加を呼びかけました。
 しかし、期限とした2月26日まで、開発者側からは、何の連絡もありませんでした。

 

 一方で、開発者側は、狩俣恵一沖縄国際大学教授等の主催により、3月5日・6日のうつぐみ教室を、住民を3つに分断し、お年寄りを集めて開発者側の説明に拍手喝采を送る→女性・青年を集める→一般という非常にフェアでない方法で、一方的に開催しました。このうちの一般の部ではテレビカメラの入室が拒絶されました。

 

 当会は、そのときに星野氏に面談を申入れ、参加の可否を確認したところ、ようやく北海道のイベントがあるので出席できないとの回答を得ました。しかし、そうであれば速やかに回答すべきであるし、星野社長自身が出席しなくても公開討論会は開催できます。
 なお、このときに星野氏は、当会の質問状に回答しない理由について、「すべて住民に説明したことである」「住民に対しては説明するが、いきなり立ち上がった会に対しては回答しない」「上間さんが賛成するならば回答する」と述べていました。しかし、分からないから質問していること、当会は住民20名以上が参加していること、さらに最後のものは、言っていること自体が破綻していることから、明らかにおかしいものでした。
 さらに決定的なのは、この日の面談で、星野氏は私に対し、「上間さんとは接点がない」と自ら決裂を表明した上、引き続く3月5日・6日の2度のうつぐみ教室では、自らが「上間さんと話をしたが、接点がない」と多数の住民に対してはっきりと20数名の思いを受けた私との決裂を明言しました。このような開発者である星野リゾート自体が、3月5日・6日の段階で、リゾート開発に批判的な住民の理解を求める態度を放棄し、逆に多数の住民の前で私との協議が決裂したことを宣明したのです。

 

 それでも、再度、当会は、3月16日に案内状を出し、南星観光の代表取締役上勢頭保氏でも、その他の従業員でもいいと連絡をしました。また、主張したいことがあれば、書面で回答を頂ければそれを代読するとも連絡しました。
 しかし、上勢頭保氏は用事があるとのこで欠席、南星観光の取締役である宇根勝末氏にも連絡をとろうと何度も連絡しましたが、全く連絡がとれませんでした。さらに、ここ数日、島に常住していた星野リゾート従業員の姿も全く見られません。開発者側は、またもや一片の書面も当会に送付しませんでした。

 

 このような一連の開発者側の対応は、到底、まともな企業のすることではないといわざるをえず、極めて遺憾であります。

 

 開発者側の不公正なやり方はこれにとどまりません。当会の主催する公開討論会を徹底的につぶそうとする動きがありました。

 

 島内のリゾート開発推進者は、島内の一軒一軒を回って、住民に対し「この公開討論会に来るな」と言って回っています。その理由とするところは、今回の討論会は、竹富島憲章を生かす会が一方的にやっている、もし参加すれば会に協力しているということで反対ということになる、ということのようです。住民に「討論会に参加したらなにをされるかわからない」という恐怖心を植え付けると同時に、踏み絵を踏ませるやり方です。
 その結果、このとおりごくわずかの島民しか公開討論会へは参加していません。

 

 一方で、3月17日の段階で、東京郷友会からは代表者を派遣してもらうことに決定していました。しかし、昨日になって、派遣が決定された方に意見を言っていただくことができないという事態になりました。この経緯を説明します。

 

 3月17日に当会が東京郷友会の出席が決定したことを当会ホームページにて発表しました。するとその翌々日の3月19日、狩俣恵一教授の親類である東京郷友会の顧問から当日午後7時からの緊急役員会の招集がありました。そして、そこになぜか、竹富島民でもない、開発者側でもないはずの、リゾート開発に賛成する趣旨の文章を発表している狩俣恵一沖縄国際大学教授が来ておりました。当日話し合われた内容は、以下のとおりです(以下は伝聞ですので、若干不正確な点があるかもしれません。)。

 

(1)生かす会の現在の活動は反対のための反対をしている。(狩俣教授も賛同)
(2)生かす会主催の公開討論会に、郷友会が参加すれば、竹富公民館や、全国の皆さんに東京郷友会が今回のリゾート計画に反対をしているように見えるから、参加しない方がいい。参加すれば竹富公民館との関係について将来禍根を残す。(狩俣教授も賛同)
(3)(情報が少なすぎるという意見に対して)公民館は郷友会からの要請がなければ、郷友会に情報を提供しない。(狩俣教授の発言)
(4)沖縄、石垣郷友会も今回の公開討論会に出席するか否か分からない。だから東京郷友会も右習いすべきだ。
(5)今回郷友会を代表して参加する人が、かわいそうだ。荷があまりにも重すぎる。

 

 狩俣教授に近い人物が多く参加したこの役員会において、東京郷友会役員会においては、既に当会宛てにご送付いただいていた書面を読み上げることは譲らないが、東京郷友会の代表については意見をいうことはできないとの結論となりました。

 

 沖縄郷友会、石垣郷友会はより開発者側の人物の影響力が強いところであるので、これ以上のフェアでない働きかけが行われたことは容易に想像ができます。
 沖縄郷友会は、回答を差し控えたいという回答書を送付してきております。
 石垣郷友会には2度案内状を送っているが、石垣郷友会からは、回答はおろか、一片の連絡もして参りません。

 

 このように島内はおろか、郷友会までもが、開発者側により理由のない圧力に押さえ込まれており、徹底的に自由な議論が妨げられている状況です。

 

 当会としては、リゾート開発計画の内容はもとより、それ以上にこのような開発者側の手法に対して強い憤りを感じます。このように表には出てこずに裏で欺罔的な説明をし、さらに様々な圧力をかけるという極めて卑怯なやり方をするリゾート開発会社のリゾート開発が実現したら、この島は一体どうなってしまうのか。今、我々がこの島を救わなければ、今までの600年の歴史ある竹富島は、歴史から姿を消すことになるでしょう。
 当会は、今回のリゾート開発に明確に反対の意見を表明するとともに、星野リゾートが開発を断念するまで、徹底的に開発者側と戦っていく決意を固めました。

 

 それと同時に、この日本の貴重な沖縄の原風景を残す竹富島の、自然、伝統、文化は、日本全体の宝です。この自然、伝統、文化を守りたいとお考えの皆様、このような開発者側の態度に疑問を感じる皆様、そして、竹富島が大好きな竹富島ファンの皆様、竹富島を第二の故郷と感じている皆様、また、竹富島に救われたことがあると感じる皆様は、今こそ、竹富島を救うため、竹富島に大きな声を届けてください。
 我々の思いが、全国、そして全世界のたくさんの良識ある皆様に届くことを願っております。

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