4月10日東京集会

4月10日、東京集会「竹富島リゾート開発は「エコ」か?~星野リゾートによる竹富島リゾート開発について考える~」が無事終了しました。
当日は、100名近くの方々のご出席をいただきました。ご出席をいただいた方々、本当にありがとうございました。
新たに、衆議院議員瑞慶覧長敏先生、辻維周先生という強力な協力者、そして、多くの東京郷友会会員、観光客の皆様という強い推進力をいただきました。
懇親会から、二次会、三次会を行っていく中で、代表の考え、強い気持ちを伝え、また、竹富愛という一つの想いの下に、結束することができたと感じております。
運営面では、何事も初めての集会の開催とあって、会場設営、スケジューリング等で準備不足を感じましたが、この点につきましてはどうか温かい目でみていただけますと幸いです。これまでは、わずかな実働でやって参りましたが、今後は、作業を分担して、より組織的な活動を展開していきたいと思います。
東京集会にご出席いただいた皆様をはじめ、どうか、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 
内容
1 開催趣旨の説明
 ・ 賛助会員上間龍から当日の開催趣旨(全国にリゾート問題を発信し、観光客をはじめとした全国の皆様の声を竹富島に届けていただきたい)について説明がありました。
2 リゾート開発計画の内容と経過の説明
 ・ 賛助会員上間龍から当HP掲載の情報にそって、リゾート開発計画の内容、これまでの経過について、報告がありました。
3 衆議院議員瑞慶覧長敏先生のご挨拶
 ・ 先生から今回のリゾート開発計画について問題があること、今後、当会にご協力いただけるとの力強いお話をいただきました。
3 竹富島憲章を生かす会の意見表明
 ・ 代表上間毅から、3月21日付け意見表明書にそって会の意見表明がなされました。
4 パネルディスカッション
 概要、以下のやりとりが行われました。
(上間毅)
・ この問題は、竹富島民問題だけの問題ではない。竹富島は、もはや竹富島民だけのものではなく、全国、全世界の癒しの里として、全国、全世界の方のものである。竹富島憲章を生かす会としては、今後も、竹富島が「癒しの島」であり続けたい。その意味で、沢山の観光客の方に、考えてもらい、声を届けていただきたい。
(辻維周先生)
・ 辻先生は、研究者としてあくまでも中立であり、環境調査は全額自費で行っており、それゆえ、事実を述べることができる。
・ 実際に竹富島周辺の海域の珊瑚の状況についての実地調査の結果、竹富島南半分の珊瑚は絶滅状態である。
・ その原因は、竹富島南端に位置するエビ養殖場の排水にある可能性が非常に高い。
・ 西表島のニラカナイリゾートについても実地調査を行ったが、海岸の浸食や、道路の陥没がすすみ、ひどい状況である。
・ 星野リゾートの排水施設は、比較的環境負荷の少ない、地下に汚水を浸透させる方法をとっているが、隆起珊瑚礁で出来ている竹富島地下には、レンズウオーターが存在しており、それが、竹富島で信仰の対象となっているミーナ井戸と繋がっている可能性が高い。繋がっていた場合には、信仰の対象となっている水が穢されることになる。
(観光客代表高坂勝様)
・ 仕事に疲れはてた人生の岐路において、竹富島に癒されたという竹富島との出会いのご紹介。
・ ホームページアンケート結果の発表
・ ホームページアンケートから心に残る言葉の紹介
5 質疑応答
 ・ 星野リゾート内定者からの訴え(星野リゾートには高い意識をもって入社した人がたくさんいるとのこと)
 ・ 星野リゾートの運営するアルツ磐梯における環境破壊の実情の紹介
 ・ 東京郷友会からの、平成9年当時の「南西観光」によるリゾート開発の反対決議の紹介。
 ・ 竹富町、石垣市に対する支援はよびかけないのか? →すでに町長や市長に対していろいろな働きかけを行っている。
6 ご協力のお願い
 ・ 会は一定の思想・信条を前提とするものではなく、「竹富島を愛する」という一つの想いの下に人があつまっている会。今後もご支援をお願いしたい。

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1 Comment »

 
  • kuwahara より:

    会の皆様、集会に出席された皆様、お疲れ様でした。
    特に少人数で集会の準備の実働を担われた皆様は、大変お疲れ様でした。

    集会でのお話、その後の懇親会に参加させて頂き、一番感じたのは、会の皆様の先祖が守ってきた島を大事に想う気持でした。
    この島に対する想いは、会の皆様だけではなく、島民の皆様全員が持っているものだと思います。

    ただ、お話を伺っていて、複雑な問題だなと思ったのは、各人が自由な意見表明をしづらい状況であること、自由な意見表明が島内の対立を招く恐れがあること、情報が十分に公開されているかの点に問題があること、また賛否両論に別れる原因に島内の貧富の拡大があることなどでした。
    今回の開発問題で、島民の皆様がが二分されるようなことがあっては決してならないと思いました。

    また、驚かされたのは島民以外の支援者の皆様の熱意でした。
    このような支援者に支えられた会の皆様の想いは必ずや島民の皆様のもとに届くと思いますし、必ずやよい方向に進むと思います。

    お手伝いできることがありましたら、また声をかけて下さい。

 

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